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新生活を気持ちよく!引っ越したらやるべき掃除の順番は?どこから始めるかステップで解説

いよいよ待ちに待った新生活のスタート、お引っ越しおめでとうございます。

新しいお部屋での暮らしを想像すると、ワクワクした気持ちでいっぱいになりますよね。

しかし、その一方で「荷解きもしなきゃいけないけど、まず掃除はどうしよう」「一体どこから手をつければいいの?」と、やるべきことの多さに少し途方に暮れてしまう方も多いのではないでしょうか。

特に掃除は、順番を間違えると二度手間になったり、汚れが残ってしまったりと、せっかくの新生活のスタートでつまずいてしまう原因にもなりかねません。

この記事では、そんなお悩みを解決するために、引っ越したらやるべき掃除の正しい順番と、具体的な手順を誰にでも分かりやすく解説します。

この記事を読めば、もう迷うことなく効率的に掃除を進められ、ピカピカのお部屋で最高の新生活をスタートできますよ。

目次

引っ越し後の掃除の基本的な順番は「奥から手前、上から下」が鉄則です

引っ越し後の掃除をどこから始めるか迷ったら、まずはこの大原則を覚えておきましょう。

この順番を守るだけで、掃除の効率が劇的にアップし、ホコリや汚れを部屋中に広げてしまう失敗を防ぐことができます。

具体的な理由と、この原則がなぜ重要なのかを詳しく解説します。

掃除の順番で最も重要な「上から下へ」の原則を理解すること

掃除の基本中の基本は、高い場所から低い場所へと作業を進めることです。

例えば、いきなり床の掃除から始めてしまうと、その後に照明器具や棚の上を掃除した際に、せっかくきれいにした床にホコリやゴミが落ちてきてしまいます。

これでは完全な二度手間になってしまい、時間も労力も無駄遣いです。

引っ越したらまずやることは、以下の順番を意識しましょう。

  1. 天井や壁、照明器具、エアコンの上部など、部屋の一番高い場所のホコリを払う。
  2. 窓や棚、家具と徐々に低い場所へと移る。
  3. 最後に床の掃除で締めくくる。

この「上から下へ」という流れを意識するだけで、汚れを効率的に一か所に集めることができ、掃除全体の時間を短縮できます。

部屋の「奥から手前へ」掃除を進めることが効率化の鍵であること

部屋の掃除を進める順番は、玄関から最も遠い部屋の奥からスタートし、徐々に玄関(手前)に向かって進めていくのが正解です。

特に、荷物を運び込む前の空っぽの部屋を掃除する際にはこの順番が非常に重要になります。

奥の部屋から掃除を始めれば、きれいになった場所を再び汚すことなく、スムーズに次の部屋へ移動できます。

ホコリやゴミを玄関の方向へ一気に掃き出すイメージを持つと分かりやすいでしょう。

リビングであればベランダ側の窓際から始め、部屋の中央、そして廊下側へと進み、最後は廊下から玄関へと掃除していく流れです。

この「奥から手前へ」の順番を守ることは、引っ越したらやるべき掃除を計画的に進めるための基本戦略となります。

なぜこの順番で掃除をすることが引っ越し後に重要なのかを考えること

引っ越し後の新居は、前の住人が退去した後に専門業者によるハウスクリーニングが入っている場合が多いです。

それでも、空室期間中にホコリが溜まっていたり、クリーニングでは見落とされがちな部分に汚れが残っていたりするものです。

家具や家電を設置してしまうと、その後では掃除がしにくい場所がたくさん出てきます。

だからこそ、荷物を本格的に運び込む前に、この「上から下へ」「奥から手前へ」の原則に則って一度リセット掃除をしておくことが、快適な新生活を送るために非常に重要なのです。

この最初のひと手間で、アレルギーの原因となるハウスダストを徹底的に除去でき、何より気持ちよく新しい暮らしを始めることができます。

引っ越したらやることリストの中でも、この掃除の順番の理解は最優先事項と言えるでしょう。

荷物を入れる前にやるべき掃除!新居の汚れを最初にリセットする場所と順番

いよいよ新居に到着。

でも、すぐに荷物を運び込むのは待ってください。

家具を置いてしまうと二度と掃除できない場所も出てきます。

ここでは、引っ越したらまず最初に、荷物がない状態でやるべき掃除の具体的な順番と、どこから手をつけるべきかを詳しく解説します。

まずは換気から!引っ越したら窓を全開にして空気の入れ替えをすること

新居に到着して最初にやることは、掃除道具を手に取ることではありません。

まずは家中の窓やドアを可能な限り開け放ち、しっかりと換気を行いましょう。

新築やリフォーム後の物件では、建材や接着剤などから揮発する化学物質(ホルムアルデヒドなど)の匂いがこもっていることがありますし、空室期間が長かった物件ではカビ臭さやホコリっぽい空気が溜まっています。

新鮮な空気を取り込むことで、これらの匂いを外に逃がし、掃除中に舞い上がるホコリを効率的に排出する効果があります。

気持ちよく掃除を始めるためのウォーミングアップとして、最低でも15分から30分程度は換気を続けることをおすすめします。

このひと手間が、その後の掃除の快適さを左右します。

天井や壁のホコリ落とし!掃除の順番で最も重要な上の掃除から始めること

換気が終わったら、いよいよ本格的な掃除の開始です。

順番の原則に従い、まずは部屋の一番高い場所から手をつけていきましょう。

天井や壁には、意外とたくさんのホコリが付着しています。

柄の長い「クイックルワイパー」のようなフローリングワイパーにドライシートを取り付け、天井や壁の表面を優しくなでるように拭いていきましょう。

特に部屋の四隅はクモの巣が張っていることもあるので入念にチェックします。

照明器具の傘の上や、カーテンレールの上も見落としがちなポイントです。

ここを最初にやることで、この後の掃除で床に落ちたホコリをまとめてきれいにすることができます。

収納スペースの拭き掃除!クローゼットや押し入れも忘れずにやること

衣類や布団などをしまうクローゼットや押し入れ、キッチンや洗面所の戸棚といった収納スペースの内部も、荷物を入れる前に必ず掃除しておきたい場所です。

これらの場所は一度物を入れてしまうと、次にすべてを出すまで掃除するのが非常に困難になります。

まずは掃除機で隅のゴミやホコリを吸い取り、その後、固く絞った雑巾で水拭きをしましょう。

もしカビ臭さが気になる場合は、ドラッグストアなどで手に入る「エタノールスプレー」を吹きかけた布で拭くと、除菌と消臭の効果が期待できます。

新しいタオルや衣類を気持ちよく収納するために、このひと手間は絶対に省かないようにしましょう。

床の拭き掃除!荷物を置く前にやるべき最後の仕上げのこと

上から下への掃除の締めくくりは、床の掃除です。

天井や壁、収納から落ちてきたホコリやゴミをすべてきれいにする最後の工程となります。

まずは掃除機をかけて全体の大きなゴミを取り除き、その後、フローリングワイパーのウェットシートや固く絞った雑巾で水拭きをします。

特に部屋の隅や巾木(はばき)の上はホコリが溜まりやすいので丁寧に拭き上げましょう。

ワックスがけが可能なフローリングであれば、このタイミングで「リンレイ」の「オールワックス」のような製品を使ってワックスをかけておくと、傷や汚れから床を守り、美しい状態を長く保つことができます。

ピカピカの床は新生活の気分を格段に上げてくれます。

どこから手をつける?引っ越し初日に最低限やっておきたい掃除のポイント

引っ越し当日は荷物の搬入や整理で大忙し。

すべての部屋を完璧に掃除するのは難しいかもしれません。

そこで、引っ越したらまずここだけはやっておきたい、という最低限の掃除のポイントと、どこから手をつけるべきかの優先順位について解説します。

一日の終わりにくつろぐため寝室の床掃除は優先的にやること

長い引っ越し作業で疲れた体を休めるためにも、寝室となる部屋の掃除は優先的に行いましょう。

すべてを完璧にする必要はありません。

まずはベッドや布団を置くスペースだけでも、掃除機をかけてから水拭きをしておきましょう。

これをやっておくだけで、ホコリっぽさを感じることなく、その日の夜に安心して眠りにつくことができます。

引っ越したらやるべき多くのタスクの中でも、その日の安眠を確保することは非常に重要です。

どこから手をつけるか迷ったら、まずは寝室の床から、と覚えておきましょう。

すぐに使うことになるトイレの掃除は真っ先に済ませておくこと

引っ越し作業中やその後、家族みんなが必ず使うことになるのがトイレです。

そのため、トイレ掃除は荷解きを始める前、できるだけ早い段階で済ませておきたい場所の筆頭です。

便器の内側と外側、便座、床、手洗いカウンターなどを、市販のトイレ用お掃除シート、例えば「LION」の「ルックプラス まめピカ」のような製品を使ってさっと拭くだけでも構いません。

清潔なトイレは、新生活の安心感に直結します。

トイレットペーパーを設置し、すぐに使える状態にしておきましょう。

キッチン周りはコンロとシンクだけでも掃除して食事の準備をすること

引っ越し当日の食事は外食やデリバリーで済ませることも多いですが、飲み物を準備したり、簡単な調理をしたりする可能性は十分にあります。

そのため、キッチンも最低限使える状態にしておきたい場所です。

すべてを磨き上げる必要はなく、まずはコンロ周りの油汚れと、シンクの中をさっと掃除しておきましょう。

食器用洗剤とスポンジさえあれば、シンクはすぐにきれいにできます。

コンロ周りは「セスキ炭酸ソーダ」を水に溶かしたセスキ水をスプレーして拭くと、簡単な油汚れならすぐに落とせます。

引っ越し後にやるべき掃除で必要な道具リスト!これさえあれば大丈夫

効率的な掃除は、道具の準備で決まると言っても過言ではありません。

いざ掃除を始めてから「あれがない!」と慌てないために、引っ越したらすぐに使えるように事前に準備しておきたい基本的な掃除道具をリストアップしてご紹介します。

必須アイテム 雑巾、掃除機、ゴミ袋、ゴム手袋、マスク
あると超便利 フローリングワイパー、マイクロファイバークロス、バケツ
洗剤類 中性洗剤、アルカリ性洗剤(セスキ炭酸ソーダ等)、酸性洗剤(クエン酸等)、各種専用洗剤

基本的な掃除に必須の雑巾と掃除機とゴミ袋を準備すること

まず何よりも必要なのが、汚れを拭き取るための雑巾です。

最低でも5枚から10枚程度は用意しておきましょう。

使い古しのタオルでも構いませんが、吸水性と汚れの絡め取りやすさに優れた「マイクロファイバークロス」を数枚用意しておくと、水拭きから乾拭きまで幅広く活躍して非常に便利です。

そして、部屋全体のホコリやゴミを吸い取るための掃除機、掃除で出たゴミをまとめるための自治体指定のゴミ袋は絶対に忘れてはいけません

これらは引っ越し荷物の中でもすぐに取り出せる場所に梱包しておくのがポイントです。

フローリングや壁の掃除に大活躍するフローリングワイパーを用意すること

フローリングワイパーは、引っ越し後の掃除における万能選手です。

代表的な商品である「花王」の「クイックルワイパー」などは、ドライシートを使えばホコリや髪の毛を絡め取り、ウェットシートを使えば皮脂汚れや食べこぼしを手軽に拭き取ることができます。

さらに、柄の長さを活かして、手の届きにくい天井や壁、照明器具の上のホコリ取りにも使えるため、まさに「上から下へ」の掃除を実践するのに最適な道具です。

本体と数種類のシートをセットで準備しておけば、掃除の効率が格段にアップします。

様々な場所の汚れに対応できる洗剤類を揃えておくこと

場所や汚れの種類に合わせていくつかの洗剤を準備しておくと、掃除がよりスムーズに進みます。

家中どこでも使える中性洗剤として「ウタマロクリーナー」のような製品が一本あると非常に重宝します。

キッチンの油汚れにはアルカリ性の「セスキ炭酸ソーダ」や「重曹」、お風呂やシンクの水垢には酸性の「クエン酸」が効果的です。

また、トイレ用洗剤、お風呂用洗剤もそれぞれ専用のものを準備しておくと頑固な汚れにも対応できます。

これらはドラッグストアや100円ショップで手軽に揃えることができます。

あると便利なゴム手袋やマスクとバケツも忘れないこと

洗剤を使う際の肌荒れを防ぐためのゴム手袋、ホコリを吸い込まないためのマスクも、快適に掃除を進めるためには必須のアイテムです。

特に、空室期間が長かった物件では予想以上にホコリが舞うことがあるため、マスクは必ず着用しましょう。

また、雑巾をすすいだり、洗剤を薄めたりする際に使うバケツも一つあると便利です。

これらの小物類も、掃除道具一式としてまとめて箱に入れておき、新居ですぐに取り出せるようにしておきましょう。

【場所別】キッチン周りの掃除でやることリストと効率的な順番

キッチンは、油汚れや水垢、焦げ付きなど、様々な種類の汚れが混在する場所です。

そのため、正しい順番と方法で掃除を進めることが重要になります。

ここでは、引っ越したらやるべきキッチン掃除の具体的な手順と、どこから手をつけるべきかを詳しく解説します。

まず換気扇やレンジフードの油汚れを掃除することから始めること

キッチンの掃除も「上から下へ」の原則通り、最も高い場所にある換気扇やレンジフードから始めます。

フィルターやファンには頑固な油汚れが付着していることが多いです。

取り外せるパーツはすべて取り外し、「オキシクリーン」のような酸素系漂白剤や、セスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯にしばらく浸け置きすると、汚れが浮き上がって落としやすくなります。

本体の拭き掃除には、油汚れに強いアルカリ性の洗剤、例えば「茂木和哉」の「なまはげ」のような強力なクリーナーを使い、しっかりと汚れを拭き取りましょう

次にコンロ周りと壁の油はねをきれいに拭き取ること

換気扇の次は、コンロ周りとその周辺の壁です。

調理中にはねた油がこびりついていることが多く、放置するとベタベタ汚れの原因になります。

ここでもセスキ炭酸ソーダスプレーが活躍します。

壁やコンロ周りにスプレーして数分置き、油汚れを浮かせてから布やキッチンペーパーで拭き取ります。

五徳やバーナーキャップなど取り外せる部品は、これも換気扇のパーツと一緒に浸け置き洗いすると効率的です。

IHクッキングヒーターの場合は、クリームクレンザーと丸めたラップでこすると傷つけずに焦げ付きを落とすことができます。

シンクの水垢やぬめりをクエン酸や重曹で磨き上げること

キッチンの掃除の順番で、コンロ周りの次に行うのがシンクです。

シンクに白くこびりついた水垢汚れには、酸性のクエン酸が効果的です。

クエン酸を水に溶かしてスプレーし、キッチンペーパーでパックするように貼り付けてしばらく放置した後、スポンジでこすると驚くほどきれいになります

排水口のぬめりや臭いには、重曹を振りかけてからクエン酸水をスプレーするのがおすすめです。

発泡して汚れを浮かせてくれるので、その後ブラシでこすればピカピカになります。

蛇口もクエン酸パックで磨くと輝きが蘇ります。

最後に収納棚や引き出しの中を拭いて仕上げること

調理台やシンクの掃除が終わったら、最後にキッチン全体の収納棚や引き出しの中を拭き上げます。

食器や調理器具、調味料などを収納する前に、内部にホコリや汚れが残っていないかを確認しましょう。

固く絞った雑巾で水拭きし、その後乾拭きで湿気を完全に取り除きます

特に調味料がこぼれた跡などが見つかった場合は、中性洗剤の「ウタマロクリーナー」などを使ってきれいに拭き取っておきましょう。

これで、安心して新しいキッチン用品を並べることができます。

【場所別】お風呂やトイレなど水回りの掃除でやるべきことと順番

お風呂やトイレ、洗面所といった水回りは、湿気が多くカビや水垢が発生しやすい場所です。

毎日の生活で気持ちよく使うために、引っ越したらまず徹底的にきれいにしたいポイントです。

正しい順番で掃除を進め、清潔な空間を作りましょう。

お風呂の掃除は天井のカビ予防から始めるのが正しい順番であること

お風呂掃除も、やはり「上から」が鉄則です。

意外に見落としがちなのが天井です。

天井には目に見えないカビの胞子が付着しており、ここからお風呂全体にカビが広がっていきます。

フローリングワイパーにキッチンペーパーなどを取り付け、薬局で手に入る消毒用エタノールを吹き付けて天井全体を拭き上げましょう。

これにより、カビの胞子を除菌し、今後のカビ発生を抑制する効果が期待できます。

引っ越したらまずやるべきこの一手間で、後々のカビ掃除の手間が大きく変わってきます。

浴槽や壁の水垢や石鹸カスを専用洗剤で落としきること

天井の次は、壁や鏡、浴槽の掃除です。

鏡や蛇口に付着したウロコ状の水垢には、クエン酸パックが有効です。

壁や浴槽の皮脂汚れや石鹸カスには、お風呂用の中性洗剤、例えば「バスマジックリン SUPER CLEAN」などをスプレーしてスポンジでこすり洗いします。

特に床や壁の隅、ドアのレール部分は汚れが溜まりやすいので、使い古しの歯ブラシなどを使って丁寧にかき出しましょう。

シャワーヘッドもクエン酸を溶かしたお湯に浸けておくと、目詰まりが解消されてきれいになります。

最後に排水口のぬめりと髪の毛を徹底的に除去すること

お風呂掃除の仕上げは、排水口です。

ここには髪の毛や石鹸カス、ぬめりが溜まっており、悪臭や詰まりの原因になります。

フタやヘアキャッチャーなどの部品をすべて取り外し、「パイプユニッシュ」のような専用のクリーナーを使って内部の汚れを溶かしましょう。

取り外した部品は、「カビキラー」のような塩素系漂白剤を使って除菌・漂白すると新品同様のきれいさを取り戻せます。

清潔な排水口は、快適なバスタイムの基本です。

トイレは便器の黄ばみから床の拭き掃除まで丁寧に行うこと

トイレ掃除は、まず便器内の黄ばみや黒ずみから対処します。

頑固な汚れには「サンポール」のような酸性の強力な洗剤を使い、トイレットペーパーでパックして時間を置くと効果的です。

次に、便座や便器の外側、タンクの上などをトイレ用お掃除シートで拭き上げます。

忘れがちなのが壁や床です。

特に男性がいるご家庭では、尿の飛び散りで壁や床が汚れていることがあります。

クエン酸水をスプレーして拭き取ると、アンモニア臭を中和して消臭する効果も期待できます。

【場所別】リビングや寝室の掃除はどこから?正しい順番で効率アップ

家族が多くの時間を過ごすリビングや、一日の疲れを癒す寝室。

これらの居室も、正しい順番で掃除をすることで、ホコリを残さずスッキリとした空間にすることができます。

どこから手をつけるべきか、具体的なステップを見ていきましょう。

エアコンや照明器具など高い場所のホコリをまず落とすこと

リビングや寝室の掃除も、基本に忠実に高い場所からスタートします。

エアコンの上部やフィルター、照明器具の傘、カーテンレールの上には、かなりのホコリが積もっています。

ハンディモップや、柄の長いフローリングワイパーを使って、これらのホコリを丁寧に取り除きましょう。

エアコンのフィルターは、取り外して掃除機でホコリを吸い取り、汚れがひどい場合は水洗いしてよく乾かしてから戻します。

ここを最初に掃除することで、部屋全体の空気がきれいになりアレルギー対策にも繋がります。

窓ガラスやサッシの汚れをきれいに拭き上げること

高い場所の次は、窓周りの掃除です。

窓ガラスは、内側と外側の両方をきれいにしましょう。

ガラス用の洗剤を使っても良いですが、マイクロファイバークロスを2枚用意し、1枚は水で固く絞って汚れを拭き取り、もう1枚の乾いたクロスで拭き上げると、洗剤の拭き跡を残さずピカピカに仕上がります。

意外と汚れているのがサッシのレール部分です。

ここに溜まった土ボコリは、まずブラシや刷毛でかき出し、掃除機で吸い取ってから雑巾で拭くと効率的にきれいにできます。

ドアノブやスイッチプレートなど人がよく触る場所を消毒すること

見落としがちですが、引っ越したらぜひやっておきたいのが、人が頻繁に触れる場所の拭き掃除です。

ドアノブ、照明のスイッチプレート、インターフォンのボタンなどは、前の住人の手垢や雑菌が付着している可能性があります。

消毒用エタノールや、除菌効果のあるウェットティッシュなどで丁寧に拭き上げておきましょう。

こうした細かい部分をきれいにしておくだけで、部屋全体の清潔感がぐっと高まり、安心して新生活をスタートさせることができます。

最後に部屋全体の床を掃除機がけと水拭きで仕上げること

居室の掃除の最終工程は、やはり床掃除です。

これまでの掃除で上から落ちてきたホコリやゴミをすべて集めるように、部屋の奥から手前に向かって丁寧に掃除機をかけます。

家具の配置を考えながら、特に部屋の隅や壁際は念入りに行いましょう。

掃除機が終わったら、フローリングワイパーのウェットシートや固く絞った雑巾で水拭きをします。

畳の部屋の場合は、目に沿って優しく掃除機をかけ、乾いた雑巾で乾拭きするのが基本です。

これでリビングや寝室の掃除は完了です。

見落としがち!引っ越し後の掃除で忘れずにチェックしたい意外な場所

一通り掃除が終わったと思っても、意外な場所に汚れが潜んでいることがあります。

新生活を本当にクリーンな環境で始めるために、引っ越したら忘れずにチェックしておきたい、見落としがちな掃除ポイントをご紹介します。

ベランダやバルコニーの排水溝と床の汚れを掃除すること

室内の掃除に集中するあまり、つい後回しにしてしまいがちなのがベランダやバルコニーです。

しかし、窓を開けたときに土ボコリが室内に入ってくるのを防ぐためにも、荷物を置く前に掃除しておくのがおすすめです。

まずは床に落ちている落ち葉やゴミをほうきで掃き集めます。

排水溝が詰まっていると大雨の際に水が溢れる原因になるため、詰まっているゴミは必ず取り除きましょう

床の黒ずみ汚れは、デッキブラシと水でこすり洗いときれいになります。

集合住宅の場合は、水を大量に流すと階下に迷惑がかかることがあるので、規約を確認してから行いましょう。

靴箱の中の砂やホコリをきれいに取り除くこと

玄関にある靴箱(下駄箱)も忘れずに掃除したいポイントです。

棚板を取り外せる場合はすべて取り外し、中に溜まった砂や土ボコリを掃除機で吸い取るか、ほうきで掃き出します。

その後、固く絞った雑巾で棚板と内部をすべて水拭きし、しっかりと乾燥させましょう。

湿気がこもりやすい場所なので、仕上げに除菌スプレーを吹きかけておくとカビ予防になります。

靴を入れる前にきれいにしておくことで、玄関全体の清潔感を保つことができます。

害虫対策として燻煙剤を焚いておくことも検討すること

特にアパートやマンションなどの集合住宅や、前の住人から期間が空いている物件の場合、ゴキブリやダニなどの害虫が潜んでいる可能性があります。

荷物をすべて運び込む前に、一度「バルサン」や「アースレッド」のような燻煙タイプの殺虫剤を使用しておくのも一つの手です。

使用方法をよく読み、火災報知器にカバーをかけるなどの準備を正しく行ってから実施しましょう。

害虫の不安なく新生活を始めるために、引っ越したらやることリストに加えておくと安心です。

掃除が終わったらやること!きれいな状態をキープするための秘訣

せっかく時間をかけてきれいにした新居。

この美しい状態をできるだけ長く保ちたいですよね。

ここでは、大掃除が終わった後にやるべきことと、日々の暮らしの中で実践できる、きれいをキープするためのちょっとしたコツをご紹介します。

汚れ防止アイテムを活用して今後の掃除を楽にすること

掃除が終わったきれいな状態のうちに、汚れ防止のアイテムを活用するのがおすすめです。

例えば、キッチンの換気扇に専用のフィルターを貼っておけば、次からの油汚れの掃除が格段に楽になります。

また、トイレの便器にスタンプ式の洗浄剤や、タンクに置くタイプの洗浄剤を使用するのも効果的です。

お風呂の排水口には、髪の毛をキャッチしてくれるシートやカバーを設置しましょう。

こうした「予防掃除」の考え方を取り入れることで、未来の自分の掃除の手間を大きく減らすことができます。

水回りは使った後にさっと拭く習慣をつけること

キッチンやお風呂、洗面所などの水回りのきれいさを保つ最大の秘訣は、使った後に「ついで掃除」をする習慣をつけることです。

例えば、お風呂から上がる前に、壁や鏡についた水滴を「山崎産業」の「Satto ウォータースクイジー」のような水切りワイパーで切っておくだけで、水垢の発生を劇的に防げます

キッチンを使った後も、コンロ周りの油はねやシンクの水滴をさっと布巾で拭くだけ。

この数秒のひと手間が、頑固な汚れの蓄積を防ぎ、大掃除の必要性を減らしてくれます。

定期的な掃除のスケジュールを自分なりに決めておくこと

「週末に掃除機をかける」「毎月1日は水回りを念入りに掃除する」など、自分なりの簡単な掃除のルールを決めておくことも、きれいを維持するためには重要です。

完璧を目指す必要はありません。

無理のない範囲で定期的な掃除を習慣化することで、汚れが蓄積するのを防ぎ、常に気持ちの良い空間を保つことができます。

引っ越したこの機会に、新しい暮らしのルーティンとして、簡単な掃除計画を立ててみてはいかがでしょうか。

まとめ:引っ越し後の掃除は順番が命!計画的に進めて快適な新生活を

ここまで、引っ越し後にやるべき掃除について、正しい順番や場所別の具体的な手順を詳しく解説してきました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返り、皆さんの新生活が素晴らしいものになるよう、エールを送ります。

引っ越し後掃除の3大鉄則

1.順番は「上から下へ、奥から手前へ」を徹底する
掃除でどこから手をつけるか迷ったら、まずこの黄金ルールを思い出してください。この順番を守るだけで、ホコリや汚れを効率的に除去でき、二度手間を防ぐことができます。この基本を徹底することが、スムーズな掃除の第一歩であり、最も重要なポイントです。

2.荷物を入れる前の「空っぽの状態」でリセット掃除をする
新生活を本当に気持ちよくスタートさせるためには、家具や家電を運び込む前に家全体をリセット掃除することが非常に重要です。物が置かれてからでは掃除が難しい場所を、このタイミングで徹底的にきれいにしましょう。

3.場所ごとの正しい手順で誰でもピカピカにできる
キッチン、お風呂、リビングなど、場所ごとに合った洗剤や道具を使い、正しい手順で進めれば、誰でもプロのようにピカピカの空間を作り出せます。計画的な掃除で、最高の新生活をスタートさせてください。

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