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ドコモのデータお引っ越しアプリができない!使い方と時間がかかる原因をステップで解決

新しいスマートフォンを手に入れた喜びもつかの間、古いスマホからのデータ移行がうまくいかずに困っていませんか。

特にドコモの「データお引っ越しアプリ」を使っていると、なぜか途中で止まってしまったり、予想以上に時間がかかったり、「できない」と表示されて途方に暮れてしまうことがあります。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、データお引っ越しアプリの正しい使い方から、時間がかかったり失敗したりする原因、そして具体的な解決策までを分かりやすいステップで徹底的に解説します。

この記事を最後まで読めば、あなたはきっとスムーズにデータ移行を完了させ、新しいスマホライフを快適にスタートできるはずです。

目次

まず結論から!データお引っ越しアプリができない主な原因と解決策の概要

多くの人がつまずく「データお引っ越しアプリができない」問題は、実はいくつかの共通した原因に集約されます。

具体的な手順に入る前に、なぜデータ移行に失敗するのか、そしてどうすれば解決できるのか、その全体像を最初に掴んでいきましょう。

原因を知ることで、この後の手順もスムーズに理解でき、落ち着いて対処できるようになります。

  • 通信環境の問題:Wi-Fiが不安定、または途切れている。
  • 容量の問題:新しいスマホの空き容量が不足している。
  • バージョンの問題:アプリやスマホのOSが古いままになっている。

Wi-Fi接続の不安定さがデータお引っ越しアプリの動作を妨げている可能性

データお引っ越しアプリがうまく動作しない最も一般的で、かつ見落としがちな原因は、Wi-Fi接続の不安定さです。

このアプリは写真や動画など、時には数GBにもなる大量のデータを送受信するため、安定した通信環境が絶対に必要となります。

自宅のWi-Fiルーターから離れた部屋で操作していたり、家族が動画を観ているなど多くの人が同時に接続しているフリーWi-Fiを利用していたりすると、通信が途切れてエラーが発生しやすくなります。

まずは、新旧両方のスマートフォンが、同じ安定したWi-Fiネットワークにしっかりと接続されているかを確認してください。

可能であれば、一度Wi-Fi設定をオフにしてから再度オンにし、接続し直してみる、あるいはWi-Fiルーター自体を再起動してみることをお勧めします。電子レンジの使用中なども電波干渉の原因になるため、作業中は使用を避けるのが賢明です。

スマートフォンの空き容量不足でデータを受け取れない状況について

新しいスマートフォンに十分な空き容量、つまりデータを保存するスペースがない場合、データを受け取ることができずに移行が「できない」状態になります。

特に、古いスマートフォンで長年撮りためた写真や動画がたくさんある場合、新しいスマートフォンの初期状態の容量では足りなくなることがあります。

データ移行を始める前に、必ず新しいスマートフォンの「設定」アプリから「ストレージ」や「本体容量」(機種により「デバイスケア」内の場合もあります)といった項目を確認し、移行したいデータ量以上の空きがあるかを確認しましょう。

もし容量が不足している場合は、最初から入っているものの使わないプリインストールアプリを削除・無効化したり、クラウドサービスに一部のデータを移したりして、十分なスペースを確保する必要があります。

アプリやスマートフォンのOSバージョンが古いために発生する互換性の問題

ドコモのデータお引っ越しアプリも、スマートフォンの基本ソフトであるOS(AndroidやiOS)も、セキュリティ強化や機能改善のために定期的にアップデートされています。

もし、どちらかのスマートフォンのアプリやOSのバージョンが古いままになっていると、言わば「会話のルール」が異なってしまい、互換性の問題から正常に通信できず、データ移行に失敗することがあります。

移行作業を始める前に、Google PlayストアやApp Storeで「ドコモデータコピー」アプリが最新版になっているかを確認し、「更新」ボタンが表示されていたら必ず適用してください。

同様に、スマートフォンの「設定」から「ソフトウェアアップデート」などを確認し、OSも最新の状態にしておくことが、スムーズなデータ移行の鍵となります。

失敗しないための事前準備!データお引っ越しアプリの使い方を始める前に確認すべきこと

データ移行をスムーズに進めるためには、「段取り八分」という言葉通り、事前の準備が非常に重要です。

焦ってアプリを起動する前に、ここで紹介するいくつかのポイントをチェックリストのように確認してください。

この準備をしっかり行うだけで、移行ができないトラブルや、余計な時間がかかる問題を大幅に減らすことができます。

データ移行前の準備チェックリスト

  • 新旧スマホの充電は十分か(80%以上または充電しながら)
  • 安定したWi-Fi環境は確保できているか
  • モバイルデータ通信はオフにしたか
  • 「ドコモデータコピー」アプリは両方のスマホにインストール&最新版になっているか

新旧両方のスマートフォンの充電を十分に行い電源が切れないようにする

データ移行は、スマートフォンの頭脳であるプロセッサや通信機能をフルに使うため、普段の操作とは比べ物にならないほどバッテリーを大きく消耗します。

移行の途中でどちらか一方のスマートフォンの電源が切れてしまうと、データが破損したり、最悪の場合は最初からやり直しになったりする可能性があります。

このような事態を避けるために、作業を始める前には必ず両方のスマートフォンのバッテリーを80%以上に充電しておくか、より安全な充電ケーブルに接続したまま作業を行うようにしてください。

これが、安心してデータお引っ越しを完了させるための基本的な使い方の一つであり、最も重要な準備です。

安定したWi-Fi環境の確保とモバイルデータ通信のオフ設定

先ほども触れましたが、安定したWi-Fi環境はデータ移行の生命線です。

壁を多く挟んだ場所や他の電子機器が多い場所など、電波が干渉されたり弱まったりする場所は避けてください。

Wi-Fiルーターの近くで、他のWi-Fi利用が少ない時間帯に作業するのが最も理想的です。

また、意図せずモバイルデータ通信(4Gや5G)を使ってしまうと、通信が不安定になるだけでなく、契約プランによっては通信量の上限に達してしまう、いわゆる「ギガ死」の恐れがあります。

これを防ぐため、スマートフォンの設定から「モバイルデータ通信」を一時的にオフにして、Wi-Fi接続のみで通信するように設定しておくことを強く推奨します。

ドコモデータコピーアプリを両方の端末にインストールして最新版へ更新する

データお引っ越しを行うには、当然ながら新旧両方のスマートフォンに「ドコモデータコピー」という正式名称のアプリがインストールされている必要があります。

Google PlayストアまたはApp Storeで検索し、事前にインストールを済ませておきましょう。

その際、すでにインストール済みの場合でも、必ず「更新」ボタンが表示されていないかを確認してください。

古いバージョンのアプリを使っていると、新しいOSとの相性問題などで予期せぬエラーが発生し、「できない」状況に陥ることがありますので、最新版へのアップデートは必須の準備作業です。

図解でわかる!ドコモのデータお引っ越しアプリの基本的な使い方ステップ解説

万全の準備が整ったら、いよいよ実際の操作に移ります。

ここでは、ドコモのデータお引っ越しアプリの基本的な使い方を、誰にでも分かるようにステップ形式で詳しく解説していきます。

画面の指示に従って一つずつ進めれば、難しいことはありませんので、落ち着いて操作してください。

  1. 古いスマホで操作:アプリを起動し「送る」準備をする。
  2. 新しいスマホで操作:アプリを起動し、古いスマホに表示されたQRコードを読み取る。
  3. 古いスマホで操作:移行したいデータを選んで転送を開始する。

ステップ1 古いスマートフォンでデータお引っ越しアプリを起動し送信準備をする

まず、データを送り出す側である古いスマートフォンで「ドコモデータコピー」アプリを起動します。

アプリを起動すると、利用規約への同意を求められるので、内容を確認して同意してください。

次に、画面に表示される選択肢の中から「今のスマホからデータを移行する」や「送る」といった趣旨のボタンを選択します。

すると、データを送信するための準備が開始され、Wi-Fi接続の確認や、次のステップで新しいスマートフォンに表示させるためのQRコードが表示されます。

このQRコードが表示されたら、古いスマホはいったんそのままにしておき、新しいスマホの操作に移ります。

ステップ2 新しいスマートフォンでアプリを起動しQRコードを読み取る

次に、データを受け取る側である新しいスマートフォンで同じく「ドコモデータコピー」アプリを起動します。

こちらでは、「新しいスマホへデータを移行する」や「受け取る」といったボタンを選択してください。

すると、カメラが起動し、QRコードを読み取るための四角い枠が表示されます。

このカメラを、先ほど古いスマートフォンに表示させたQRコードにかざして読み取ります。

QRコードの読み取りが成功すると、新旧のスマートフォンが自動的にペアリング(接続)され、データのやり取りができる状態になります。

ステップ3 移行したいデータ項目を選択してデータ転送を開始する

ペアリングが完了すると、古いスマートフォンの画面に、移行可能なデータの一覧が表示されます。

例えば、「連絡先」「写真」「動画」「カレンダー」「音楽」といった項目がリストアップされますので、この中から新しく移行したいデータにチェックを入れてください。

全てのデータを移行したい場合は「すべて選択」を選びます。

選択が完了したら、「移行開始」や「次へ」といったボタンを押すことで、いよいよデータの転送が始まります。

この操作が、データお引っ越しアプリの使い方の核心部分となります。転送中は両方のスマホを動かさず、画面がオフにならないようにしておきましょう。

データ移行にかかる時間はどのくらい?目安と時間を短縮する使い方

「データ移行を始めたけど、プログレスバーが全然進まない…」と不安になる方は少なくありません。

ここでは、データ移行にかかる時間の目安と、少しでもその時間を短縮するための賢い使い方について解説します。

待ち時間が正常な範囲なのかを判断し、安心して作業を終えるためにお役立てください。

移行するデータ量によって時間は大きく変動することを理解する

データ移行にかかる時間は、転送するデータの総量に完全に比例します。

これは引越し作業で荷物が多ければ多いほど時間がかかるのと同じです。

例えば、連絡先やカレンダーのデータだけなら、文字情報だけなので数分で完了します。

しかし、数千枚の写真や長時間の動画が含まれている場合、数時間かかることも珍しくありません

特に4Kなどの高画質な動画ファイルはデータサイズが非常に大きいため、移行時間を長くする主な原因となります。

自分のスマートフォンにどれくらいのデータが入っているかを事前に確認し、時間に余裕のある時に作業を始めることが重要です。

写真や動画のデータ量と移行時間の具体的な目安について

具体的な目安として、例えば写真が2000枚、動画が合計で1時間分あるような、比較的一般的なデータ量(約10GB〜20GB)の場合、安定したWi-Fi環境下でも1時間から2時間程度の時間がかかる可能性があります。

もしデータ量がその倍(約40GB以上)であれば、時間も単純に倍以上かかると考えておきましょう。

アプリの進捗バーがなかなか進まなくても、スマートフォンの画面がフリーズしていなければ、内部では正常に処理が進んでいます。

ドコモの公式サイトなどでも目安時間は明記されていませんが、焦らずにじっくりと待つことが肝心です。

移行時間を短縮するために不要なデータを事前に整理しておく方法

移行時間を少しでも短縮したい場合、最も効果的な方法は、移行するデータを事前に整理しておくことです。

古いスマートフォンの中に、もう見返すことのないスクリーンショットや、友人とのやり取りで保存しただけの不要な動画ファイルが眠っていませんか。

データ移行を始める前に、ギャラリーアプリなどを見返し、不要なデータを削除しておくだけで、全体のデータ量を大幅に減らすことができます。

この一手間が、結果的にデータお引っ越しにかかる時間を大きく短縮し、新しいスマホのストレージを有効に使うことにも繋がる賢い使い方です。

それでもデータお引っ越しができない時の詳細なトラブルシューティング

基本的な使い方と準備を試しても、どうしてもデータ移行が「できない」という状況に陥ることがあります。

ここでは、さらに踏み込んだ原因と、それぞれの状況に応じた具体的な解決策を詳しく見ていきましょう。

一つずつ確認していけば、きっと解決の糸口が見つかるはずです。

  • QRコードが読めない:画面の明るさ、レンズの汚れ、スマホの距離や角度を確認。
  • 途中で止まる:他のアプリを終了し、省電力モードをオフにする。
  • ペアリングできない:セキュリティアプリを一時的にオフにしてみる。

QRコードが読み取れないまたはペアリングができない場合の対処法

QRコードがうまく読み取れない場合、いくつかの単純な原因が考えられます。

まず、古いスマートフォンの画面の明るさが暗すぎないか確認してください。

画面を明るくするだけで、カメラが認識しやすくなります。

また、新しいスマートフォンのカメラレンズが指紋などで汚れている可能性もありますので、柔らかい布で優しく拭いてみてください。

それでもダメな場合は、両方のスマートフォンを再起動してから、もう一度アプリを立ち上げて試してみると、内部的な不具合がリセットされて問題が解消されることがあります。

移行の途中でアプリが停止したりエラーメッセージが表示されたりする原因

移行の途中でアプリが止まってしまう場合、多くは通信の瞬断や、スマートフォンのメモリ(作業用の机の広さのようなもの)不足が原因です。

作業中は、LINEやYouTubeなど、他のアプリをすべて完全に終了させ、データお引っ越しアプリだけにスマートフォンのリソースを集中させてください。

また、バッテリーを長持ちさせるための「省電力モード」がオンになっていると、バックグラウンドでのアプリの動作が制限されて停止することがあります。

スマートフォンの設定から省電力モードを一時的にオフにしてから、再度試してみてください。

スマートフォンのセキュリティ設定がデータ移行を妨げている可能性の確認

一部のウイルス対策ソフトなどのセキュリティアプリや、スマートフォン独自のセキュリティ機能が、アプリ間の「見慣れない通信」をブロックしてしまい、データ移行が「できない」原因となることがあります。

もし、セキュリティアプリをインストールしている場合は、データ移行の間だけ一時的に機能をオフにすることを検討してください。

操作方法がわからない場合は、そのセキュリティアプリの提供元のウェブサイトなどで確認できます。

作業完了後は、スマートフォンの安全を守るため、必ず設定を元に戻すのを忘れないようにしましょう。

ドコモのデータお引っ越しアプリで移行できるデータとできないデータの詳細

データお引っ越しアプリは非常に便利ですが、実は万能ではありません。

移行できるデータとできないデータが存在します。

何が移行できて何が移行できないのかを事前に把握しておくことで、「一番大事なあのデータが消えてしまった」という後からのトラブルを防ぐことができます。

移行できるデータの例 移行できないデータの例(個別対応が必要)
・連絡先(電話帳)
・写真、動画
・カレンダーの予定
・SMS(メッセージ)
・音楽ファイル
・LINEのトーク履歴
・ゲームのセーブデータ
・おサイフケータイの残高
・各種アプリ本体とアプリ内の設定

連絡先や写真など基本的にドコモのアプリで移行できるデータ一覧

ドコモのデータお引っ越しアプリを使って基本的に移行できるのは、スマートフォン本体に直接保存されているデータです。

具体的には、電話帳に登録されている連絡先、カメラで撮影した写真や動画、カレンダーに登録した予定、SMSなどのメッセージ、そしてダウンロードした音楽ファイルなどが主な対象となります。

これらのデータは、特別な設定なしに新しいスマートフォンへ引き継がれるため、多くのユーザーにとって最も重要で基本的な部分をカバーしています。

アプリ本体やゲームのセーブデータなど移行できないものの具体例

一方で、このアプリでは移行できないデータも多く存在します。

最も代表的なものは、インストールしたアプリ本体です。

アプリは新しいスマートフォンで、Google Playストアなどから個別に再インストールする必要があります。

また、LINEのトーク履歴や、ソーシャルゲームのセーブデータ、電子マネーの残高なども、このアプリでは移行できません。

これらのデータは、それぞれのアプリが独自に管理している情報のため、個別の引き継ぎ作業が必須となります。

LINEやおサイフケータイなど個別の引き継ぎが必要なアプリの対応方法

LINEのトーク履歴を引き継ぎたい場合は、LINEアプリ内の「設定」にある「トークのバックアップ・復元」機能を利用します。

必ず古いスマートフォンでバックアップを取り、新しいスマートフォンで復元作業を行います。

また、モバイルSuica楽天Edyといったおサイフケータイ対応の電子マネーは、機種変更前に各サービスのウェブサイトやアプリで案内されている引き継ぎ手続きを必ず行ってください

これを忘れると残高が失われてしまう可能性があるため、最も注意が必要な項目の一つです。

iPhoneからAndroidなど異なるOS間でのデータお引っ越しの注意点

AndroidからAndroidへの移行と、iPhoneからAndroidへ、あるいはその逆の移行では、勝手が少し異なります。

異なるOS(オペレーティングシステム)間でのデータ移行には特有の注意点がありますので、ここでしっかりと確認しておきましょう。

ドコモのデータお引っ越しアプリは異なるOS間の移行にも対応しているか

はい、ご安心ください。ドコモのデータお引っ越しアプリ「ドコモデータコピー」は、iPhoneとAndroidといった異なるOS間のデータ移行にも正式に対応しています。

これにより、例えばこれまでiPhoneを使っていた方がドコモのAndroidスマートフォンに機種変更した場合でも、連絡先や写真、カレンダーといった基本的なデータをスムーズに移すことが可能です。

使い方の手順も、基本的には同じOS間での移行と大きくは変わらず、アプリの指示に従って進めるだけで大丈夫です。

移行できるデータ項目が同じOS間よりも制限されることへの理解

ただし、異なるOS間でデータを移行する場合、同じOS間での移行に比べて、移行できるデータの項目が一部制限されることがあります。

これは、例えるなら家の構造(OSの仕組み)が違うため、一部の家具(データ)がうまく収まらないようなものです。

例えば、OS固有の機能に依存するデータや、一部のアプリ設定などはうまく引き継がれない場合があります。

特に、キャリアメール(@docomo.ne.jp)の履歴などは移行が難しいケースがあるため、過度な期待はせず、「連絡先や写真などの主要なデータが移行できれば成功」と考えるのが良いでしょう。

OS間の移行で時間がかかりやすいデータとその対処法

異なるOS間でデータ移行を行う際、特に写真や動画のデータは、新しいOSで正しく表示されるように内部で変換処理が必要になる場合があります。

この「翻訳作業」に時間がかかるため、同じOS間での移行よりも時間がかかる傾向にあります。

もし、あまりにも時間がかかりすぎる、あるいは途中で失敗してしまう場合は、一度にすべてのデータを移行しようとせず、「まずは連絡先だけ」「次に写真だけ」というように、複数回に分けて移行作業を試してみるのが有効な使い方です。

これにより、スマートフォンの負荷が軽減され、成功率が高まります。

データお引っ越しアプリの代替案!ドコモショップや他の方法でのデータ移行

どうしてもデータお引っ越しアプリでうまくいかない場合や、そもそも自分で操作するのが不安な場合は、他の方法を検討するのも一つの賢い手です。

ここでは、アプリ以外のデータ移行方法についてご紹介します。

ドコモショップ店頭でのデータ移行サポートサービスの内容と料金

スマートフォンの操作に自信がない、あるいは忙しくて時間がないという方は、ドコモショップに相談するのが最も確実で安心な選択肢です。

ドコモショップでは、「初期設定サポート」というサービスを提供しており、その一環としてデータ移行のサポートも行っています。

専門のスタッフが操作を代行してくれるため、失敗の心配なく任せることができます。

ただし、このサービスは有料であり、料金はサポート内容によって異なりますので、事前に最寄りのドコモショップに来店予約をして、料金などを確認することをおすすめします。

SDカードを利用した手動でのデータ移行方法とその手順

もし、新旧両方のスマートフォンがSDカードに対応している場合は、SDカードを使って手動でデータを移行することもできます。

古いスマートフォンで、連絡先データや写真・動画ファイルをSDカードにコピー(エクスポート)し、そのSDカードを新しいスマートフォンに差し込んでから、データを本体にコピー(インポート)するという、物理的な引越し作業です。

この方法はWi-Fi環境に左右されませんが、操作が少し複雑になるため、スマートフォンのファイルマネージャーアプリの使い方がわかる方向けの方法と言えるでしょう。

Googleドライブなどのクラウドサービスを利用したデータ移行のメリット

Google ドライブやDropboxといったクラウドストレージサービス(インターネット上のデータ保管庫)を利用する方法も非常に有効です。

古いスマートフォンからGoogleドライブなどに写真や連絡先をアップロードしておき、新しいスマートフォンで同じGoogleアカウントにログインすれば、簡単にデータにアクセスし、ダウンロードすることができます。

この方法の最大のメリットは、スマートフォンの紛失・故障時のバックアップにもなる点です。

日頃からGoogleフォトなどで自動バックアップ設定をしておくと、機種変更時のデータ移行が格段に楽になります

今後の機種変更に備えるための普段からのデータ管理のコツ

今回のデータ移行で苦労した経験を、次回の機種変更に活かしましょう。

普段から少し意識してデータを管理しておくだけで、将来のデータお引っ越しが驚くほど簡単になります。

ここでは、そのための簡単なコツをご紹介します。

未来の自分を助けるデータ管理術

  • 写真・動画:Googleフォトで自動バックアップを設定する。
  • 連絡先:保存先を「本体」ではなく「Googleアカウント」にする。
  • ストレージ:月に一度、不要なデータを「大掃除」する。

Googleフォトを利用して写真や動画を自動でバックアップする習慣

スマートフォンのデータで最も容量を占め、かつ失いたくないのが写真と動画です。

Googleが提供する「Googleフォト」アプリをインストールし、自動バックアップ機能をオンにしておくことを強くお勧めします。

Wi-Fi接続時に自動で写真や動画をクラウド上に保存してくれるため、スマートフォンの容量を圧迫しませんし、機種変更の際には新しいスマートフォンでGoogleフォトアプリにログインするだけで、すべての写真や動画をすぐに閲覧できます。

これにより、データお引っ越しアプリで時間をかけて写真を移行する必要がほぼなくなります

連絡先をSIMカードや本体ではなくGoogleアカウントに保存する重要性

スマートフォンの連絡先(電話帳)をどこに保存していますか。

多くの人は意識していませんが、保存先として「本体」「SIMカード」「Googleアカウント」などを選べます。

ここで「Googleアカウント」に保存するように設定しておけば、機種変更時に新しいスマートフォンで同じGoogleアカウントにログインするだけで、連絡先が自動的に同期され、復元されます

データ移行の手間が一切かからなくなる、非常にスマートで強力な使い方ですので、ぜひ一度、連絡帳アプリの設定からデフォルトの保存先を確認・変更してみてください。

定期的に不要なアプリやデータを整理してストレージを軽く保つ

いつか使うかもしれないと残しておいたアプリや、溜め込んだスクリーンショット、不要なダウンロードファイルなどは、スマートフォンの動作を重くするだけでなく、次回のデータ移行の時間を無駄に長くする原因になります。

月に一度でも良いので、「スマホの大掃除デー」を設けてホーム画面やアプリ一覧、ギャラリーを見直し、不要なものを整理する習慣をつけましょう。

スマートフォンを常に快適な状態に保つことができ、いざという時のデータお引っ越しも迅速に行えるようになります。

まとめ

この記事では、ドコモのデータお引っ越しアプリができない、時間がかかるといった問題について、その原因から正しい使い方、そして具体的な解決策までを詳しく解説してきました。

最後に、重要なポイントを改めて振り返り、あなたのデータ移行が成功するように後押しします。

ドコモのデータお引っ越しアプリができない時の確認ポイントの再確認

もしデータ移行ができない問題に直面したら、まずは深呼吸して落ち着いてください。

そして、安定したWi-Fi環境か」「両方のスマホの充電は十分か」「空き容量は足りているか」「アプリやOSは最新版かという4つの基本ポイントを確認してください。

多くの場合、これらのいずれかが原因となっています。

基本的な使い方と丁寧な準備が、成功への一番の近道です。

移行にかかる時間はデータ量次第なので焦らず待つことの大切さ

データ移行にかかる時間は、あなたのスマートフォンの思い出の量そのものです。

たくさんの写真や動画があれば、それだけ時間がかかるのは当然のことです。

進捗バーがゆっくりでも、焦って操作を中断したりせず、じっくりと待つ姿勢が重要です。

時間に余裕のある時に、充電しながら気長に作業を行うようにしましょう。

どうしても解決しない場合はドコモショップなどの代替手段も検討する

この記事で紹介したすべての方法を試しても解決しない場合や、操作に強い不安を感じる場合は、無理をせずにプロに頼ることも賢明な判断です。

お近くのドコモショップでは有料でデータ移行のサポートを行っていますので、最後の砦として選択肢の一つに検討してみてください。

あなたの新しいスマートフォンでの生活が、スムーズで快適なものになることを心から願っています。

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